石仏の杜

 

石仏の杜はみどりの中にあります。伊万里湾を見おろす丘のうえにきずかれた由緒深い境内墓苑です。

 

この地は明治のはじめ頃まで、長崎出島の警備にあたった鍋島水軍の母港として栄え、参勤交代のために京都伏見までの御座船の港としてもにぎわっていました。本光寺はその鎮護と休憩処のつとめをはたしてきました。

 

石仏の杜はゆるやかな丘のうえにゆったりとした墳墓スペースが配置されとゆとりある空間がひろがり古い石仏がたちならんでいます。春の樹木の萌えるころは花々も咲き乱れます。夏の夕焼けはみごとです。秋は紅葉と涼しい夜風に月が映えます。冬とてあたたかい日差しに小鳥たちがあつまってきて木々の梢は鈴なりです。

運営は本光寺境内墓苑管理委員会が組織されて、使用料も環境保全の公益費も負担がかからないように檀家総出の奉仕がなされます。やすらかな永久の眠りにつくための知られざる極楽地です。
 

圓寂堂

 

自由に世界へはばたいていく時代です。人生はせいいっぱいに生きとげてこの世を幸多きものといたしましょう。

 

この世は永遠に生きつづけることができませんから、必ず葬むられるときがやってきます。お墓を持ち歩くことは不可能ですし、どこかに捨てさられることは悲しいことです。圓寂堂はそのためにあります。どこへ移動されようとも、どんな事情であろうとも太明山本光寺はあなたの死後をまもります。

 

圓寂堂は石仏の杜の一角にあって、読経・香・花・灯(ともしび)が絶えません。ミャンマー伝来の釈迦三尊のお仏舎利がおさめられ、仏教貢献者や歴代の禅僧たちとともにまつられるお堂です。ここで死後をともにするのはいかがでしょうか。気軽におなかまいりしてください。ほとけさまのふところに帰るやすらぎのお堂です。

 

元気なあいだにお約束されているかたへは、法話小冊子や「まどか通信」をお送りしたり、法要やイヴェントのご案内もしています。

 






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